概要

1978年12月18日の第87回本会議で、国際連合総会はUFOと関連現象に関するDecision 33/426を採択した。これは首相兼外相Sir Eric Gairyの下でGrenadaが主導した活動の交渉による結果だった。Gairyは1975年から国際連合でこの主題を提起し、研究と情報交換のための常設の国際的な仕組みを求めていた。

1978年に採択された文言はGrenadaの決議案よりかなり狭かった。Grenadaは国際連合自身が研究を開始・調整し、政府や組織から資料を募り、Committee on the Peaceful Uses of Outer Spaceの下に三人の専門家グループを設け、次の総会会期に正式な報告を受けることを提案した。Special Political Committeeでの協議後、Grenadaは案の採決を求めなかった。代わりに委員会は四段落の合意による決定に達し、総会は記録された投票なしで採択した。

Decision 33/426は関心のある加盟国に、国内レベルで科学研究と調査を調整し、関係する観察、研究、評価を事務総長に知らせるよう促した。またGrenadaの発言と資料を1979年の検討のためCommittee on the Peaceful Uses of Outer Spaceへ送り、Grenadaが同委員会で見解を述べることを認めた。したがってこの出来事は、国際的な議論を残しつつGrenadaが求めた制度的なプログラムには至らなかった、外交上の妥協と理解するのが適切だ。

年表

1978 この問題が国連総会に提出された。

1978年12月18日 総会がDecision 33/426を採択した。

背景と目的

背景: GrenadaがUFO研究を総会に提出

Grenadaの活動は総会の複数会期にわたって発展した。1977 United Nations Yearbookによれば、Grenadaは調整された研究、データのより広い普及、International Year of Unidentified Flying Objectsのための国際的な枠組みを求めた。国連機関・部局と国際会議の提案を含み、科学、外交、市民向けの要素を組み合わせていた。こうした目標は、総会が最終的に採る意思のあった措置よりかなり広かった。

最初の正式な総会の結果は1977年12月13日のDecision 32/424だった。この決定は研究機関を設立しなかった。Grenadaの説明に留意し、決議案資料を加盟国と関心のある専門機関へ送り、意見を事務総長に送るよう促した。実務上、1977年の決定は議題を維持し、次の会期前に政府と機関が回答できる文書上の経路を作った。

Grenadaは1978年7月、この主題を第33会期の議題に加えるよう正式に求めた。説明覚書は前年の決定を準備段階と扱い、再び国際的な研究体制を求めた。総会は議題に加え、Special Political Committeeに割り当てた。

Grenadaの1978年決議案

Grenadaが1978年11月に提出した決議案は、具体的な制度プログラムを示した。国際連合がUFOと関連現象の性質・起源を研究し、その研究を開始、実施、調整することを提案した。また1979年5月31日までに加盟国、専門機関、非政府組織から情報と提案を集めるよう事務総長に求めた。

最も大きな要素は、Committee on the Peaceful Uses of Outer Spaceの下に三人の専門家グループを設ける提案だった。グループは研究指針を定め、Outer Space Committeeの会期中に提出資料を調べ、同委員会を通じて総会に報告する。案は第34会期にも議題を維持する想定だった。採択されていれば、定められた手続き上の成果を持つ国連レベルの研究体制を作ったはずだ。

しかし提案は採択されなかった。Special Political Committeeの報告は、協議後に別の決定案で合意したと記す。Grenadaは自身の決議案の採決を求めないと示した。決議案と最終的な決定の区別は、この出来事を正確に理解するうえで中心となる。

文書資料の分析

1978年11月27日: Special Political Committeeでの説明

Special Political Committeeは1978年11月27日、Grenadaの議題に正式な会議時間を割いた。国際連合は要約記録と部分逐語記録の両方を刊行した。GairyとGrenadaの教育相Wellington Fridayは国際的な検討の政治的な理由を説明し、招かれた専門家は既存の報告が体系的な調査と国際的な情報交換に値すると論じた。

米空軍のUFO調査で長年科学顧問を務めたJ. Allen Hynekは、説明されない報告の継続について委員会に述べ、より体系的な調査方法の例として同時代のFranceの活動を挙げた。Jacques Valléeは科学的な交換を求め、説明されない航空現象をめぐる広い信念の社会的な影響にも注意を促した。逐語記録には、未知の物理的刺激と、その現象が地球外からの訪問者を示すという主張を彼が明確に分けたことが残る。

会議記録が主に重要なのは、代表者に何が提示されたかを文書化するためだ。国際連合による専門的な判断ではない。専門家はGrenadaの説明への協力者として出席し、その科学的な主張や事例の解釈はSpecial Political Committeeによって独立に判定されなかった。後の委員会措置は、会議で説明された証拠資料への科学的な評決ではなく、手続き・外交上のものだった。

機関の提案から合意による決定へ

12月8日までに協議は妥協を生んだ。委員長はGrenadaの研究プログラム案に代わる四段落の作業文書を読み上げた。Special Political Committeeは合意により文言を承認し、総会に勧告した。

変更は新たな国連研究体制から国内の政府へ責任を移した。最終文言は関心のある国の行動を認め、情報が事務総長へ届く経路を作り、Grenadaの資料を既存の国連委員会に付した。UFO専用の予算、職員、調査権限、専門家パネル、報告制度は作らなかった。

1978年12月18日: 総会の採択

総会は12月18日の第87回本会議でSpecial Political Committeeの勧告を採択した。公式の国連記録はこれをDecision 33/426と分類し、投票なしで採択されたと記す。United Nations Yearbookも合意による決定と説明する。

実効的な文言は四つのことを行った。Grenadaの発言と決議案に留意した。関心のある加盟国がUFOを含む地球外生命について国内で科学研究を調整するよう招いた。Grenadaの資料をCommittee on the Peaceful Uses of Outer Spaceへ送るよう求めた。Grenadaが希望すれば1979年に同委員会で見解を示せるようにした。

“extraterrestrial life, including unidentified flying objects”という文言は歴史的に注目されるが、招かれた研究活動の範囲と読むべきであり、UFOの起源が地球外だという総会の判断ではない。決定には報告された物体の性質について証拠に基づく判断がない。正式な措置は国内研究と既存の国連機構内でのさらなる討論を可能にすることだった。

結果と後世への影響

制度上の変化

Decision 33/426はUFO問題を総会の文書記録に正式に置き、Grenadaの資料をCommittee on the Peaceful Uses of Outer Spaceの検討範囲へ移した。また関心のある政府が国内で研究を調整し、結果を事務総長へ伝えられるという合意を記録した。限定的だが、具体的な制度上の措置である。

決定は題名にある機関を設立しなかった。題名は議題名の“Establishment of an agency or a department…”を残したが、実効的な段落に設立条項はない。題名と本文の不一致は、後に国際連合がUFO機関を承認したかのような説明につながった。公式記録は、機関と専門家グループの条項はGrenadaの決議案にあり、採択された合意文言にはないことを示す。

同時代の有用な比較が、1979年1月18日の英国貴族院の討論にある。政府を代表したLord Strabolgiは国連の結果を、国内の調整を促しGrenada資料をOuter Space Committeeに送る妥協と説明し、政府間研究と明確に区別した。この説明は実効的な文言によく一致する。

1979年の後続措置

Decision 33/426は常設プログラムではなく次の手続き上の段階を定めた。Grenada資料はCommittee on the Peaceful Uses of Outer Spaceへ送られ、同委員会は1979年の会期でGrenadaに見解を述べる機会を与え、議論があれば第34回総会への報告に含めることとされた。1979年の委員会報告はA/34/20として保存される。

歴史上の中心点は、1978年12月の決定そのものが継続的な国連調査機関を作らなかったことだ。Outer Space Committeeによる後の扱いは決定の後続史に属し、Decision 33/426の内容ではない。“the UN established a UFO agency”や“the UN launched an international UFO investigation”という説明は採択文言を超えるため避けるべきだ。

歴史的意義

Decision 33/426は、通常は各国政府が扱う主題について総会が実際に措置を取ったため、UAP史で特異な位置を占める。Grenadaの議題要請、決議案、委員会での説明、委員会報告、最終的な総会決定を国連記録でたどれるため、文書資料も非常に充実している。

意義は証拠上より外交・制度上のものだ。加盟国は複数会期にわたりUFO研究を総会に提出し、外部の専門家を正式な委員会の説明に迎え、国内の科学的な活動を促して平和的な宇宙利用を担当する国連組織へ主題を送る合意を得た。Grenadaの元の構想には遠く及ばないが、意味のある国際政策上の出来事である。

この出来事は文書の種類と実効的な文言が重要な理由も示す。採択された措置はGrenadaの広い決議案ではなく決定だった。題名は内容より広く読み得る。資料に基づく説明では、提案、委員会の妥協、最終的な総会措置を一つの文書として扱わず区別すべきだ。

証拠資料の評価

Decision 33/426の制度史の証拠資料は非常に強い。United Nations Digital Libraryは最終決定、Special Political Committeeの報告、Grenadaの議題要請、決議案、委員会説明の会議記録を保存する。Grenadaは国連研究体制を求め、正式な総会手続きで説明し、協議後に狭い合意文言を受け入れ、1978年12月18日にその採択を得た。この経過にほとんど不確実性はない。

最も重要な解釈上の問題は議題の題名と実効的な決定の違いだ。公式の題名がGrenadaの元の文言を残したため、この出来事は国連がUFO機関を設立する決定をしたと説明されることが多い。採択文言はそうではない。Grenadaの案は三人の専門家グループと国連が調整する研究を作るはずだったが、その条項は交渉中に消えた。最終的な措置は国内研究を促し、提出資料を既存の委員会に送った。これは単なる語義の小さな差ではなく、実際の制度上の結果を定義する。

それでも決定はGrenada資料の受領を認める以上のものだった。総会は合意によって、関心のある加盟国が科学研究と調査を調整し、観察と評価を事務総長へ報告するよう招いた。Committee on the Peaceful Uses of Outer Spaceも正式に関与させた。枠組みは参加を認めるにとどまり、独自の運用体制を設けるものではなかったが、UFO関連研究を認知された多国間手続きに置き、さらに討論する経路を与えた。

11月27日の科学的な説明は決定そのものとは別に評価すべきだ。Hynek、Valléeらは国際的な関心を正当化するため論拠と事例を示した。Special Political Committeeの前で発言したことで、その立場が公式議事録に入ったことは確立するが、科学的評価が国連の判断になったわけではない。採択された決定には、報告されたUFOの原因、技術的性格、起源についての結論がない。

“extraterrestrial life”と“unidentified flying objects”を結び付ける文言も過大に読まれ得る。文脈上、関心のある加盟国が研究するよう招かれた主題の範囲を記した。両者が物理的に同一だという総会の判断ではない。後の説明が文言そのものを地球外という説明への制度的な支持と扱うことがあるため、この区別は重要だ。

利用できる証拠資料は、Decision 33/426を重要だが限定的な国際政策上の節目と捉えることを支える。歴史的意義は高く、UFOへの継続的な科学的関心と情報交換について文書化された総会の合意を示す。実務上の制度的な影響は小さく、専用の国連機関、専門家パネル、常設の研究プログラムは採択文言から生じなかった。この決定は当時Grenadaが得られた最大限の合意と理解するのが適切だ。正式な国連の経路内に主題を保つには十分だが、提案したプログラムよりかなり狭かった。

資料一覧

UN General Assembly Decision 33/426 — A/DEC/33/426

1978年12月18日に採択された決定の公式記録。措置の注記と本会議への参照を含む。
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Special Political Committee report — A/33/512

Grenadaの決議案、交渉による変更、総会へ勧告された文言を含む三ページの委員会報告。
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Grenada draft resolution — A/SPC/33/L.20

国連が調整する研究とOuter Space Committeeの下で三人の専門家グループを設けることを提案した一次資料の案。
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Grenada agenda request — A/33/141

1978年7月7日、第33回総会の議題に機関・研究の主題を加えるよう求めた文書で、説明覚書を含む。
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Special Political Committee partial verbatim record — A/SPC/33/PV.35

Grenadaの代表者と招かれた専門家の発言を含む、1978年11月27日の説明の一次記録。
Special Political Committee partial verbatim record — A/SPC/33/PV.35を開く

Special Political Committee 47th meeting — A/SPC/33/SR.47

12月8日の合意文言と交渉による結果をGrenadaが受け入れたことの一次記録。
Special Political Committee 47th meeting — A/SPC/33/SR.47を開く

UN General Assembly Decision 32/424 — 13 December 1977

Grenada資料を配布し、加盟国・専門機関の意見を促した前段の決定の公式記録。
UN General Assembly Decision 32/424 — 13 December 1977を開く

Committee on the Peaceful Uses of Outer Space report — A/34/20

Decision 33/426が定めた後続の扱いを再構成するために必要な1979年の公式報告。
Committee on the Peaceful Uses of Outer Space report — A/34/20を開く

United Nations Yearbook 1977 — UFO research item

Grenadaの先行する取り組みとDecision 32/424の公式な要約。
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UK House of Lords debate — 18 January 1979

英国政府がDecision 33/426を、政府間研究ではなく国内研究を中心とする妥協と説明した公式Hansard記録。
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